【品川区】特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が2021年6月に品川区内で初めて発見。人体に害を及ぼすことはないようですが…。
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2021年6月、品川区内で特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」が発見されたようです。
品川区が2021年6月18日にホームページで情報を公開。「クビアカツヤカミキリ」の発見は今回が区内初で、確認されたのは成虫1匹だったとのことです。
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幸い、人体に害を及ぼすことはないようですが、
桜や梅、桃などに寄生し、幼虫が木の中を食い荒らしてやがては木を枯らしてしまうようで、品川区は見つけた場合の対処法なども記し、注意を喚起しています。
- 「クビアカツヤカミキリ」特徴は?
- 影響は?見つけた場合の対処は?
- 「クビアカツヤカミキリ」の過去の事例
クビアカツヤカミキリの特徴
「クビアカツヤカミキリ」はその名のとおり、胸部(クビのような部分)が赤く、ツヤのある黒い体のカミキリムシ。
日本では2012年に愛知県で初めて発見され、2018年に1月に環境省から特定外来生物に指定されました。
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主な生息地は亜熱帯地方の中国、モンゴル、ロシア極東部、朝鮮半島、ベトナムなどと言われています。
成虫の体長は約2~4センチ。発生時期は6~8頃となっています。
影響は?見つけた場合の対処法は?
前述にもあるとおり、幸い、人体に害を及ぼすことはないようです。
ただ桜や梅、桃などに寄生し、幼虫が木の中を食い荒らしてやがては木を枯らしてしまうようで
品川区は発見した場合、以下のような対処を推奨しています。
- 成虫を見つけた場合
その場で踏みつけるなどして駆除。見つけた場所を環境課まで知らせる。
(生きたまま持ち運ぶことは法律で禁止されています) - 桜や桃、梅などのバラ科樹木にフラスを見つけた場合
フラスとは幼虫の糞と木くずのこと。クビアカツヤカミキリの幼虫は、成虫になるまでの2年間、樹木の中に潜み、その間、フラスを輩出し続けるようです。
フラスは幼虫があけた穴から輩出されるため、木の根元に散らばっていることが多いようです。 - 自宅や会社等の敷地内で発生した場合
駆除は基本、所有者、管理者で行う必要があるようですが、品川区は東京都と連携して、判別や駆除の方法などをサポートしてくれるようです。
過去の事例
日本では2012年に愛知県で初めて発見され、それ以降、分布を拡げ、その他の地域でも見つかっているようです。
繁殖力がかなり強く、1匹の雌が産む卵の数は100 ~ 300個にもなるようです。
品川区のホームページには、フラスなどの写真も掲載されていますので、一度ご覧になってみてください。
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